タバタが10年後にセミリタイアするブログ

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【暴落に負け、狼狽売りを成し遂げてしまった】勘違い投資野郎の末路とは

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どうもタバタです。

 

 

とうとうやってしまいました。

あれだけ軽く考えていた暴落に直面して、私はとうとう間違いを犯したのかもしれません。

 この大幅な下落に対して、随分と前のめりな対応になってしまったと、今から気が気ではありません。

 

暴落による狼狽売り

 

泣く泣く手放してしまった株たち

 

その内訳としては、利回り3%以下、すでに利益が出ている、含み損である、という株たちです。

 

私はこの決断を下すにあたって少し考えました、なぜ売るのか、何故私はこの株を買ったのかと。

 

すると自然と答えは出ていた。

 

私はセミリタイアを目指し、高配当株を買っていた。

しかしそれが実はバリュー投資であり、含み益を見越して購入するようになった。

 

 高配当株はいいものだと気づけていた、しかし自分に必要なものは未来のセミリタイア資金である。

 

それを効率的に回収できるのはハイテク、つまりグロースでしかありえない。

 

直近に最もリターンが良かったのはアップルで、その時私はただ指をくわえてみていただけにすぎなかった。

 

手を出すべき株に出せていなかった、なのでそれに気づくとすぐにそれまで持っていたPFFを売ってしまった。

 

すぐに手持ちの資金と合わせておよそ100万円分購入、購入した直後から利益が出ることと、大きい額の為それに比例した含み益が出ることに興奮があった。

 

これが今年に入って一月ほどのこと。

 

それからすぐ、コロナが蔓延した。

 

コロナは迅速にマーケットへも影響を与え始めた、まず記憶しているのはアップルによる利益減の発言だ。

 

 

マーケットはコロナを恐れ、そして暴落を恐れながら緩やかに下落を始めた。

 

それは一週間という期間で、あまりに唐突で一瞬の出来事だった。

 

なだらかな下方曲線を描くと思われた線は急転直下し、否が応でもTwitterで話題になった。

 

最初の5%程度の下落ではまだ、この下落は暴落ではないと諭す者もいた。

私もその中の一人で、もちろん楽観的に考えていた、それまでの米国株の動向を見れば当然かもしれない。

 

しかしそんな言葉とは裏腹に、米国は下げた。

堕ちるナイフというが、その言葉がよく似合った。

 

私は当然のごとく余力などは残さず、全ての資金を完全に、余すことなく株式へと変換していた。

 

そのため、影響を受けるのも大きかった。

 

すぐに600万円を割った、去年の目標額が一瞬で泡と消えた。

 

初めは静観だった。

これまでの事を考えるとそれでもうまく行けたはずだ、私にとってもそれが一番良い対応策であったと思う。

理想的な対応であるはずだ、投資の素人で向上心もないような人間であれば他の選択肢は考えの内にも入らないはずだ。

 

しかし私の現実は違った。

 

およそ暴落の最終段階ともいえる場面、そして仕事が終わった金曜日。

私は気が緩んでいた、そして現在保有し含み損を拡大し続ける株をみて思った。

 

この株を保有している意味とは?

 

私はすぐにその考えは良くないと思った。

投資において確実に最もリターンを得る方法は、死ぬこと。

 

それは過去に証明されている、何度も何度も繰り返し証明がなされてきた。

 

しかし私はまだある考えが抜けきらなかった。

 

今現在株式を保有しているのは、意味が無いことではないかと。

例えばこの暴落がいったんの目途をつけ、また右肩上がりにダウが上昇したとしてそのとき最も上昇するのは、私が持つ株式の中に存在しているだろうか。

 

その思考には、かつて暴落して底値付近で買った株たちの印象が由来した。

 

その株たちはすくすくと成長を遂げ、中には50%もの含み益になるものがあった。

しかしそこで頭打ちし、これ以上の安定した上昇は見込めないかもしれない、私はそう思っていた。

 

それならば今現在、最も成長が著しいマイクロソフトやアップルなどに投資するのが最も優れているのではないかと考えていたのだ。

 

そして行動に至ったのだ、なにも不安がることはなかった。

 

ダウはまだ下落をすすめ、一面の紅葉を楽しめた。

その時私は思った、この紅葉がまだずっと続けばいいと。

 

苦しみ振り落とされる者たちがいるはずの投資界隈で、自分はそれなりに正しく、利益のために考えた行動をとれたのだと確信していた。

 

あれほどうれしかった含み益をもたらしたアップルは、暴れ馬のごとく資産を減らしていた。

 

故にアップルを半分ほど狼狽売りをした。

 

そして他にある諸々も狼狽売りをした。

 

 

この程度の損失はこれから米国が上昇するとき、テクルを購入すれば簡単におつりがくるだろうと、一つの抜け道も考えていた。

 

安易だった、考えなしだった。

 

暴落を耐えきることなど大量の資産を保有していなければ、する意味が無いと思っていた。

自分のような弱小がセミリタイアまでの道を短縮するには、こういった局面に対応していくしかないのだと盲目になっていた。

 

しかしそれは間違いだったのかもしれない。

 

もしかするなら、もうすでに底は打っているのかもしれない。

 

たとえコロナが影響を及ぼしたとしても、その後悪材料が出尽くせば上がってしまう最近の現状があるかもしれない。

 

分からない、私にはそれは解らなかった。

 

暴落を起こした市場がまた同じように右肩上がりを再開するのは、凡そ三か月後と聞いた。

 

それまでに私の判断が正しかったのか、それともそうでなかったのか。

 

結論が下せる日がやってくるだろう。

 

 

おわり